Blog #015
こんにちは。 管理栄養士YUKIです。
★----今日のお話----★
今日はビタミンDについてお話しします。
ーーービタミンDの働きーーー
ビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を助け、血中のカルシウム濃度を保ちます。すると、カルシウムが骨や歯に沈着し、骨や歯が形成されます。
ーーーもしビタミンDが欠乏してしまうとーーー
小腸や腎臓からカルシウムをうまく吸収できず、骨や歯の形成もうまくいかなくなります。
赤ちゃんや子どもではくる病、成人では骨軟化症、そして特に高齢者の場合は、骨粗鬆症による骨折のリスクが高まるといわれています。
さらに最近、ビタミンDの働きとして注目されているのが、筋力を維持する役割。ビタミンD不足になると筋力を維持できなくなり、転倒やケガのリスクにつながることが示されているそうです。
ーーー不足しやすい人ーーー
魚を食べない人の場合、ビタミンDが不足しやすくなります。
ーーービタミンDが含まれている食材ーーー
ビタミンDは、サケやサンマ・イワシといった魚に多く含まれています。卵にも含まれています。
ーーー植物性食品ではーーー
干しシイタケやキクラゲ、舞茸といったきのこ類にもビタミンDは含まれています。
ーーー日常生活でできる日光浴ーーー
また、ビタミンDは日光を浴びることでも体内で作り出すことができるので、外に出て日差しを浴びることも大切です。
ビタミンDは、食事だけではなく、日光に当たることによって、80%~90%を体内でつくることができるという特性があります。
ーーー1日に必要なビタミンDーーー
18歳以上の男女とも 8.5μg
参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
ーーー8.5μgってどのくらい?ーーー
乾燥きくらげ10g
舞茸(小さめ)2パック
ーーー免疫機能を調節するーーー
ビタミンDには、「免疫機能を調節する」働きもあります。
このため、かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが分かってきました。
その他、がんや高血圧など、さまざまな生活習慣病を予防する効果も期待されています。
★----今日のお話----★
・ベジタリアンの人ビタミンDが不足しがちです。
・きのこ類を積極的に摂りましょう。(干したものはさらに良いです)
・日光浴も良いです。(日焼け、熱中症に注意)
・サプリメントで取ると過剰摂取を起こすので、なるべく食事と日光浴を意識してみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。