Blog #004
こんにちは。 管理栄養士YUKIです。
★----今日のお話----★
科学的根拠に基づくがん予防がんになるリスクを減らすために(国立がん研究センター)
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今、日本人の二人に一人が、一生のうち一度はがんになるというデータがあります。
がんは日本人にとって身近な病気で、その予防は多くの人の関心を集めるテーマです
国立がん研究センターをはじめとする研究グループでは、日本人を対象としたこれまでの研究を調査しました。
その結果、日本人のがんの予防にとって重要な、「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」「感染」の6つの要因を取りあげ、「日本人のためのがん予防法」を定めました。
ーーー生活習慣とがんのリスクの減少ーーー
「感染」以外は日頃の生活習慣に関わるものです。
「感染」以外の5つの健康習慣を実践する人は、0または1つ実践する人に比べ、男性で43%、女性で37%がんになるリスクが低くなるという推計が示されました。
5つの健康習慣を実践することで、あなた自身の努力でがんになる確率を低くしていくことが可能です。
ーーー食生活ーーー
塩分を抑え、野菜と果物を食べ、熱い飲み物や食べ物は少し冷ましてからとるという3つのポイントを守ることで、日本人に多い胃がんのリスクや、食道がん、食道炎のリスクが低くなります。
1日あたり野菜を350gとることを目標に。
果物もあわせた目安としては、野菜を小鉢で5皿分と果物1皿分を毎日食べる心がけで、400g程度になります。
ーーー適性体重の維持ーーー
男女とも、がんを含むすべての原因による死亡リスクは、太りすぎでも痩せすぎでも高くなります。
ーーーお肉の取りすぎは?ーーー
国際的ながん研究機関により、赤肉(牛・豚・羊などの肉)・加工肉の摂取は大腸がんリスクを上昇させると判定されており、
日本人を対象とした研究結果でも、それらの肉の大量摂取により結腸がんリスクが高くなることが明らかになりました。
1970年から2006年までの36年間に、日本人における肉類の摂取量が約2倍に増加しました。
ーーー植物性のたん白質の推奨ーーー
食の欧米化により、肉の摂取量が増え、がんになるリスクも上昇しています。
食生活を見直す時、お肉を植物性たん白質に置き換えていくことができます。
引用:
動物性食品を食べ過ぎない食事スタイルは
健康につながりやすいことが明らかになった。(日本肥満症予防協会)
ーーーおすすめの動物性食品の減らし方ーーー
お好みの肉料理のお肉を、大豆ミート(植物性代替肉)に置き換えてみると、脂質やコレステロールの摂取量が減ります。
例えば、いつものレシピのミートソースの豚挽肉を大豆ミートに置き換えてみると・・・
国産豚挽肉 100g ・・221kcal
大豆ミート 100g ・・40kcal
100g当たり約マイナス180kcal
★----今日のお話----★
生活習慣を見直すことで、がんのリスクを減らすことができます。
特に食生活の見直しと適性体重の維持に関しては、肉→大豆ミートで改善できる可能性があります。
お読みいただき、ありがとうございました。